近江寫眞機店

東京都は渋谷区笹塚のフィルムカメラ屋さん(絶賛開店準備中)

年末年始休業日のお知らせ

年末年始の店舗・オンラインショップ休業日につきまして、下記のとおりとさせていただきます。

皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。

 

 

■年末年始休業日
2022年12月30日(金)〜2023年1月3日(火)

 

※2023年1月4日(水)より、通常営業を開始いたします。


※オンラインショップについて

休業期間中であってもご注文は可能となりますが、

発送・お問い合わせに関しましては2023年1月4日以降の対応となります。

また、2022年内の商品発送は、2022年12月28日までのご入金分までとさせていただきすのでご注意ください。

何卒よろしくお願いいたします。

フィルムカメラレンタル開始します。

 

気づけば、オープンから半年近くが経ちました…

経ってしまいましたね。

近江写真機店です。

 

フィルムカメラ使ってみたいけど…楽しめるかわからない…」

「中判カメラ使ってみたいけど買うほどでは…」

「いろんなカメラ試してみたい!」

そのような声がある気がしたので、2022年11月17日より店頭でのフィルムカメラのレンタルを開始します。

 

レンタル機種やレンタル料金を公開しますのでご覧ください。

今回準備できた機種の他にもマキナやライカなども準備していますので、乞うご期待ということでよろしくお願いします。

 

では、一気にご紹介といきましょう。

 

==============================================================

 

HASSELBLAD 500C/M + C Planar 80/2.8 T*

一泊二日 / ¥5,500-

みんなの憧れハッセルブラッドです。

映え写真間違いなしです。

 

==============================================================

 

Nikon F EYELEVEL + 非AI NIKKOR-H 50mm F2

一泊二日 / ¥2,200-

不朽の名機。

趣のある佇まいがかっこよすぎるよね。

 

==============================================================

 

Nikon F3HP + AI NIKKOR 50mm F1.4

一泊二日 / ¥2,200-

ジウジアーロデザインがバチバチにかっこいい。

最強ニコン

 

==============================================================

 

Nikon NEW FM2 + AI-S NIKKOR 50mm F1.4

一泊二日 / ¥2,200-

変わらないスタンダードなデザインが使いやすい。

マニュアルニコン

 

==============================================================

 

Nikon FG + AI-S NIKKOR 50mm F1.4

一泊二日 / ¥1,100-

コンパクトで高機能

いつでもどこでもプログラムニコン

 

==============================================================

 

Nikon EM + AI NIKKOR 50mm F1.4

一泊二日 / ¥1,100-

コンパクトで手軽に撮れる。

みんなに使って欲しいリトルニコン

 

==============================================================

 

Nikon EM + AI-S NIKKOR 50mm F1.8

一泊二日 / ¥1,100-

かわいいかわいいブルーボタン。

可愛いのでいろんな人に使って欲しい。

 

==============================================================

 

OLYMPUS TRIP 35

一泊二日 / ¥550-

手軽にお写ん歩カメラ。

トリップもって出かけよう。

 

==============================================================

 

PENTAX SP + Super-Multi-Coated TAKUMAR 55/1.8

一泊二日 / ¥1,100-

M42マウントの人気者

初めてのカメラにぴったり。

 

==============================================================

 

PENTAX ESPIO 120SW

一泊二日 / ¥1,100-

手触り良し、小ささ良し。

写りもいい感じ。ズームもたくさん。

 

==============================================================

 

PENTAX 6X7TTL + S-M-C TAKUMAR 90mm F2.8 LS

一泊二日 / ¥3,300-

デカい!重い!写りがいい!

三拍子揃った強いカメラ。使ったら世界変わるかも。

 

==============================================================

 

PENTAX ME + smc PENTAX-M 50mm F2

一泊二日 / ¥550-

小さくて可愛いし、押すだけで概ね解決。

いい感じに使える可愛いやつ。

 

==============================================================

 

PENTAX SP + Super-Takumar 55mm F1.8

一泊二日 / ¥1,100-

可愛いリメイクSP。

オールドレンズお楽しみセット。

 

==============================================================

 

ということで、とりあえずはこちらの13台がレンタルカメラデビューです。

週一くらいのペースで、レンタル機増やしていきたいなぁ…。とか思っています。

 

好評であればあるだけ機種増えたりもするかもです。

あとは、こんなカメラレンタルしてみたい!なんてのもあればご意見お待ちしています。

可能な限りそう行ったカメラ増やしていきたいと思います。

 

詳しくは店頭にお問い合わせください。

今週のF3その3後編

f:id:oumicamerastore:20220217170623j:plain

こんにちは

先週あげるのすっかり忘れておりました。

久々の近江寫眞店店主による『今週のF3』その3です。

前回の良い所とは逆にここはなぁというF3の悪い所10個上げていきたいと思いましたが、

9つしか浮かばなかったので9個あげていきます。

 

悪い所①露出補正ダイヤルの操作性

有名な欠点ですが、私も使いづらいと思います。

巻き戻しノブとファインダーの間にある小さいボタンを押しながら、ダイアル変更という操作なんですが、このボタンが小さい金属パーツなので指に刺さって痛いです。

しかも押しながらの変更ですので痛いのが継続する所がホントに辛いです。

f:id:oumicamerastore:20220217161354j:plain

爪で押せば痛くありませんよ

悪い所②ISOダイアルの操作性

こちらも露出補正ダイヤルと同様、 F3の悪いところといえばで有名です。

巻き戻しノブ外周部分のプラパーツを引き上げながらISO変更を行うのですが、このパーツが痛いです。

さらに引き上げ具合が浅く快適に変更ができません。

ただ、露出補正ダイヤルの操作性の悪さと比べこちらはフィルム装填時のみの苦痛なのでまだ耐えられます。

f:id:oumicamerastore:20220217161440j:plain

フィルム装填時の我慢

悪い所③裏蓋を開ける際の巻き戻しノブのロック解除

こちらもよく指摘されている箇所です。

操作としては巻き戻しノブ外周内側の→マークのパーツを右へ押し込みながらノブを引き上げると、裏蓋が開きフィルムの取り出し、装填が行えます。

ただ、この時のノブの引き上げを行うためのロック解除操作が非常にやりにくいです。

上記2つのダイヤルと同様パーツが小さく、押し込むと痛いです。

こちらに関しては後に報道関係の方向けに販売されたF3Pにおいて、巻き戻しノブを引き上げるだけで裏蓋が開閉する方式へと変更されており、こちらはとても使いやすいです。

f:id:oumicamerastore:20220217161216j:plain

爪で押し込めば痛くない(爪凹んでる...)

悪い所④ファインダー内表示

F3のファインダー内は前機種のF2とは異なり液晶表示になっており、一目で今設定しているレンズの絞りやシャッタースピード、さらに露出の明暗などが確認できます。

ただ、こちらの液晶、重大な欠点があります。

それは、経年により表示が薄くなってしまい上記の設定が一切視認できなくなってしまう恐れがあるのです。

これは個体差なので私が使っているF3には現在までこの症状は現れておりません。

F3を購入される際は1番注意された方がいい箇所だと思います。

個人では直しようがなく適正な露出か確認できなくなり写真撮影にも支障をきたします。

悪い所⑤イルミネーター

こちらはおそらく1、2回のみ使用された方中には一度も使われたことのない方もいらっしゃると思います。

F3は暗所での撮影時にファインダー内液晶が見えづらくなることへの対策として液晶内を点灯させる機能が内蔵されております。

ただこのイルミネーターも操作性が悪いです。

ファインダー横の小さな赤いポッチを押している間だけライトが点灯するという操作なのですが、例に漏れずこちらのプラパーツが痛いです。

さらに赤ボタンの押し込み感が弱く押しているのかどうかがよくわからず、押し込んでいるのにライトが点灯しないことがあります。

さらにライトの光度が足りず結局見づらいです。

f:id:oumicamerastore:20220217161047j:plain

爪で押せば大丈夫

悪い所⑥浅いグリップ

この時代のカメラグリップがあるだけありがたいのですが、やはり浅過ぎると思います。

ですが、デザインを取るか使い勝手を取るかの問題なので私はこのグリップが使えなくはないので、グリップはこれでよかったかなと感じております。

悪い所機械式じゃない

F3は電池持ちが非常に良いのですが、それを過信して久しぶりに持ち出すと電池が切れていて大事な場面で撮影が行えなかったという場面が結構ありました。

機械式であれば絶対に有り得ないことです。

ただ自己管理でいくらでも解消できるところでもあります。

f:id:oumicamerastore:20220217164412j:plain

生産期間が長いのでよく比べられる名機たち、どちらも好きです。



悪い所⑧電源ボタン、セルフタイマースイッチの位置と操作性

F3の電源ボタンとセルフタイマーは隣接しておりさらに一見しても見分けがつきにくい形になっております。

両スイッチはNikon機で初めての搭載なので仕方のないことだとは思いますがもう少しつまみやすくてもよかったかなと思います。

f:id:oumicamerastore:20220217164051j:plain

左側の赤ポッチがセルフタイマー、右側のポッチが電源スイッチ、ちょっとわかりづらいですかね

悪い所⑨絞り優先モード時にアンダー寄りで撮影されてしまう

F3のA(絞り優先)モードにおいて適正露出よりも暗めに写真が撮れてしまうという問題。

これもフィルムカメラの先輩方によく言われるご意見で私も若干暗く写るなーと思います。

私自身はアンダー目の写真が好きなのでここも好みの問題かもしれません。

 

まとめ

前々回と今回でF3の良いところ10個、悪い所9個上げてみました。

1番好きなカメラについて深掘りを行なってさらにF3をついて知れて楽しかったですしより愛が深まりました(笑)。

皆様もあえて好きなカメラの悪いところ見つけてみるのも面白いかも知れませんよ。

今回はこの辺で失礼します。

お読みいただきありがとうございました。

f:id:oumicamerastore:20220216170549j:plain

Nikkor Ai-S 20mm F2.8と組み合わせたF3の見た目が一番好きです。

 

 

店長ちゃんは語りたいーPENTAX MZ-3を語りたいー

どうも、好きなカメラは壊れやすい。店長です。

フィルムカメラの中でも壊れることで有名なペンタックスMZシリーズ。その中でも1番完成されている?と言っても過言?ではない「PENTAX MZ-3」について今日もちょっと語っていきます。

 

f:id:oumicamerastore:20220210154518j:plain



 

簡単にPENTAX MZ-3について

1997年より発売されたAF一眼レフカメラ

「道具として進化を遂げた一眼レフがある。」のキャッチコピーの通り、95年に発売されたMZ-5で不評だった箇所をすべてアップデートする形で販売されたペンタックスフィルムAF一眼レフの完成系とも言えるモデルです。

 

といったところで、

MZシリーズを色々使ってきた店長が最も推せるMZが「MZ-3」なのですが…

いいカメラではあるんですけど、まぁ。MZなのでめちゃくちゃよく壊れる。壊れるったら壊れるんですね。

何度思ったことでしょうか

「壊れなければ良いカメラ

発売から20数年プラスチックの耐久性を考えたらまぁ仕方のない事なのかもしれません

それでも、防湿庫でお休み頂いてた彼が天に召されてた時の悲しさったらねぇないんですよ。

 

と言ったところで「PENTAX MZ-3」の推せるポイン5選いってみましょう。

 

1.操作系がスバラシイ!

上から見ると一目瞭然、操作系がAFカメラにも関わらずクラシックスタイル!

SPMX,LXととても似ている。これは本当に使い勝手が良いポイントなんです。

特にLXと併用してた時期は操作でヤキモキすることが無かった。慣れた手つきで操作できるってのは良いことです。

あとは、アナログダイヤルってわかりやすくて良いですよね。

それに何よりプラスチックで軽いし、ペンタックスらしいコンパクトボディで取回しもとても良いところがめちゃくちゃ推せます。

f:id:oumicamerastore:20220210154529p:plain

上からSP、LX、MZ-3。似てません?

 

2. ファインダーが気持ちいい!

そんなに明るくは無いけど抜け良く山も見やすい良いファインダー。気持ちよくピント合わせができます。

あと、ちゃっかりMZ-Mのスプリットスクリーンが使えるのでそれを使えばマニュアルカメラに大変身って感じなのも推せますね。

 

3. 単三電池も使える!

本体はCR22本で稼働、バッテリーグリップFGを使えば単三電池でも動く!

こいつ動くぞ!ってなるんで良いです。

出先とかでCR2売ってなかったりしますもんね。

f:id:oumicamerastore:20220210155758p:plain

単三電池は液漏れ怖いので充電タイプがいいですよね。

 

4. レンズがいろいろ使える!

当然ながらKマウント。

Kマウントのレンズほぼすべて付きます。

DA系の絞り環のないレンズは絞り操作できませんが、だいたいどんなレンズでも使えるのでめちゃくちゃ便利。

マウントアダプターもあればM42のレンズだって使いたい放題。

良いですね。

f:id:oumicamerastore:20220210161620p:plain

リングでなんでもM42

 

5.なおる!

まぁ。壊れるって書きましたが。

治るそうです。修理屋さんに聞いたらまだ治せるよ!ってことでした。

安心して壊れるまで使えますね。

 

という事で、今回はこの辺りで終わります。

MZ系は店長が自信を持って販売ができる個体が入ってきたら販売したいなーと思います叶わぬ夢かも知れぬ…すまぬ…

最後にMZ-3に色々レンズつけたのでその写真を貼っておきます。

f:id:oumicamerastore:20220210154602p:plain

FA 43/1.9 LIMITEDはMZ-3のために出たレンズといっても過言ではない!

f:id:oumicamerastore:20220210154548p:plain

FA 50/1.7はこじんまりとしていい感じ。

f:id:oumicamerastore:20220210154642p:plain

Takumar 58/2.4はちっさくてかわいいね。

f:id:oumicamerastore:20220210154622p:plain

M 40/2.8 つけるとぺったんこで超コンパクト。

f:id:oumicamerastore:20220210155744p:plain

FA★ 24/2 スターレンズはでかいですねー。

f:id:oumicamerastore:20220210154715p:plain

Sunって単焦点あったんだーって思いました。

 

今週のF3その3前編

f:id:oumicamerastore:20220204170826j:plain

こんにちは、近江寫眞店店主による『今週のF3』その3です。

今回はF3の良い所10個上げていきたい思います。

 

良い所①絞り優先AEが使える

これは写真をこれから始めようってい人にはもってこいの機能。

まずは絞り優先の説明。

絞り優先AEとは

被写界深度やレンズ焦点距離によるボケの変化具合といった、絞りによる効果を生かせるAE(自動露出)のモード。撮影者があらかじめ任意の絞り値にセットして、シャッター速度はカメラに任せておくと標準露出が得られる。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典

要約すると、レンズ操作のみで綺麗な写真が撮れる機能です。

正味な話、私はF3使ってる時は今でも基本これにしてます。

すごい便利です。

f:id:oumicamerastore:20220204170141j:plain

私は基本緑色のAのまま撮ってます。

良い所②ファインダーが見やすい

写真撮影においてファインダーの視界が暗く見えたり視野が狭く見えるとどうにも気分が乗りません。

その点F3はプロ向け機種ということもあり、ファインダーは視野率100%なので視界の広がりもよく、ガラスを自社で製作できるので非常に明るくスカッと見えるファインダーになっております。

f:id:oumicamerastore:20220204165759j:plain

広くて見やすいです。

良い所③電池が手に入れやすい

フィルムカメラの電池は現在では入手しずらいものが多く、さらにカメラ専用電池になり高額になっているものも少なくないです。(F3のライバル機CanonのNEW F-1の電池は一個3000円もします。)

その点F3の電池はまだまだコンビニでも見かけるLR44、さらに価格も400円ほどで入手できるのでランニングコストも低くすみます。

f:id:oumicamerastore:20220204165854j:plain

この写真の為に近所のファミマで買ってきました。
どこでも買えるって強い。

良い所④丈夫

これもNikonのプロ機の多くに言える所ですが、F3も非常に丈夫です。

ファインダーの肝、プリズムが入っているトップカバーも剛性とある程度のスペースを設けているので万が一落としてもプリズムが損傷することはまずないでしょう。(実体験)

良い所⑤機能性

F3はFシリーズではじめて露出補正機能と多重露光機能が搭載されたカメラです。

露出補正は日中ではできない大口径レンズのボケ味を最大限利用できます。

他にもポジフィルムを使った撮影にも必須の機能ですよね。

多重露光はいくつもの写真の像を組み合わせる機能でいつもと違う写真を撮れます。

f:id:oumicamerastore:20220204172123j:plain

左上の爪みたいのが多重露光のスイッチです。

f:id:oumicamerastore:20220204172742j:plain

ちょっと使いづらいですが、ポジフィルム使用時に便利な露出補正機能



 

良い所⑥アクセサリーが豊富

カメラの使い方に慣れてきたら、自分好みのカメラにカスタムしたいと思ったりします。

F3はファインダーの見え具合を変えるフォーカシングスクリーンの種類が22種と豊富で自分好みの見え方に変えられます。

個人的に良いなと思うのは前回ご紹介した 通常タイプのアイレベルファインダー(DE-2)と眼鏡使用者に向けて作られたHP(ハイアイポイント)ファインダー(DE-3)を備えている所です。

この二つを見え方で変えたり、ジウジアーロデザインの見た目で変えたりといったことも出来ます。

ファインダーは他にも上から覗けるウエストレベルファインダー(DW-3)、

マクロ撮影に便利な高倍率ファインダー(DW-4)、動きものを捕捉しやすいアクションファインダー(DA-2)などプロ機によくあるファインダーも備えております。

良い所⑦バリエーションが豊か

これはF3が1980年から2000年まで生産されたことにも起因しておりますが、

NikonのFシリーズで一番バリエーションが豊富でコレクション性が高いです。

通常のF3アイレベル、HPファインダーを備えたF3HP、私が使用しているチタン仕様、F3/T黒とチタンカラーバージョン(通称白チタン)、報道カメラマン向けに開発されたF3P、F3Pを一般販売させたF3Limited、Nikonの伝統芸?ファインダー交換によってオートフォーカス機能が搭載されたF3AF、脅威の秒間13コマ連写!!!仕様のF3H、かつて販売されていたカメラ雑誌ラピタにて限定販売されたF3の特徴レッドラインがグリーンに変更されたF3ラピタ2000メモリアルエディション、名古屋のカメラ店、安藤カメラクラシックさんが特注したF3Classicなど10種類もあります。

さらに特殊なものとしてはアメリカ海軍仕様のF3 US.NAVYや同じくアメリカ航空宇宙局NASAの特注により誕生したF3ビッグとスモールやコダックが無理くりデジカメ化したDSC-100などがあり、他分野において改造され発展機が作られた機種でもあります。
お金があればすべて集めてみたいものです。

良い所⑧グリップがある

F3はFシリーズではじめてグリップがついているカメラになります。
今のものと比べると非常に浅いグリップです。

ただ一応握れるのでないよりはあったほうよく、個人的に撮影していてかなり助けられました。

f:id:oumicamerastore:20220204170010j:plain

細やかな握り心地ですが、サラっとした質感が好きです。

良い所⑨電源スイッチを備えている

これはNikonのカメラで初だと思います。

FM2やFEなどは巻き上げレバーに電源というかシャッターロックを兼ねており、若干レバーを動かした状態でないとシャッターが切れません。

効き目が左の店主としては若干動かしたレバーが右目にあたるのが本当に嫌でした。

その点F3は独立したスイッチを備えているのでレバーを完全に寝かせた状態でもシャッターが切ることができ、スマートに写真撮影が行えます。

f:id:oumicamerastore:20220204170141j:plain

電源部の赤いワンポイントも電源入れっぱかがひと目でわかるのがありがたいです。

良い所⑩唯一無二のデザイン

F3は言わずと知れたジョルジェット・ジウジアーロ氏のデザイン。

このデザインを見たときNikon好きで知らない人はいないであろう後藤哲朗氏は「ゾクっとした」とのこと。

比較になりませんが、私もこのカメラをはじめて見たときの衝撃は物凄かったです。

カッコよく美しい、男性的なファインダーに女性的なグリップ非常に複雑な印象を抱きましたがとにかく使ってみたいと思わせる魔性の魅力を感じました。

f:id:oumicamerastore:20220204172247j:plain

いつまでも色褪せないデザイン。

 

今回はF3の良い所10個あげて見ました。

来週は逆に悪い所10個上げていきます。

OLYMPUS OM-1 Review

f:id:oumicamerastore:20220202122343p:plain

 

近江寫眞機店の店長です。

本日はOLYMPUS OM-1のレビューをしていきます。

 

OLYMPUS OM-1について

オリンパスペンを設計したことでも知られる米谷 美久氏によりデザインされた、画期的なシステムカメラとして、1972年にデビュウしたのが小型軽量機械式一眼レフOM-1です。

 

米谷氏は「大きく、重く、そしてうるさい」を一眼レフの三悪として、これを徹底的に追放する開発・設計を行いました。その結果、小型化のためシャッターメカを底部に配置することで高さを抑え、エアダンパーを併用した静かなシャッターユニットなど画期的なアイデアが詰め込まれた唯一無二のカメラとなりました。

 

f:id:oumicamerastore:20220202122415p:plain

OLYMPUS OM-1 50/1.4付き

 

スペック

シャッタースピード

B,1s-1/1000s

シャッター機構

機械式布幕横走フォーカルプレーンシャッター

露出制御:

機械式のためマニュアルのみ

測光方式:

TTL中央重点測光

ファインダー視野率/倍率:

・約97%/0.92

レンズマウント

OLYMPUS OMマウント

対応レンズ:

OMマウントレンズ全般

重量:

510g

参考 枻出版 オリンパスのすべて

f:id:oumicamerastore:20220202122558p:plain

f:id:oumicamerastore:20220202122500p:plain

 

操作感

ボタン・ダイヤル周り:

レンズと同心円状に配置されたシャッターダイヤルのおかげで、左手だけでシャッタースピードピント絞りを操作できスムーズな撮影が可能となります。

しかしながら、他メーカーのカメラを使っていると最初は戸惑うかもしれません。

ファインダー:

広く明るいファインダーでピントの山も掴みやすく使いやすいです。

14種類の交換スクリーンで好みや用途に合わせて、使い勝手を変更することが可能です。

露出計は左下に小さく配置されており、構図の妨げにはならないよう配慮されています。

露出計は指針式なので暗所などでは視認しづらくなります。

フィルムの装填:

オーソドックスな方式でスムーズなフィルム装填が可能です。

フィルムの取出し:

底面ボタンではなくM型ライカの様にボディ全面に巻戻しレバーが配置されています。

レバーを倒して巻戻しを行います。抵抗感も少なくスムーズに巻戻しが可能です。

重量感:

初めてのカメラとして人気の「ASAHI PENTAX SP(約640g)」と比べても100g近く軽いので比較的重さを感じず使用できると思います。

質感:

機械がぎゅっと凝縮されたような満足感を感じられる機械だと思います。

シルバーボディの質感も落ち着いたサラサラシルバーで気品を感じます。

ブラックペイントは丁寧な塗りの重い黒が魅力的です。ペイントの剥がれを楽しみつつ使い込んで育てていくことも楽しめます。

f:id:oumicamerastore:20220202123156p:plain

レンズと同心円状に配置された各種操作系。

私的感想

このカメラ、まずカタチが綺麗です。良いカタチです。

ピシっと張った面構成になんだか品を感じる線、何とも淑女のような面持ちです。

このカメラ、つぎにファインダーから見える景色が綺麗です。良い景色です。

50mmのレンズを付けた時、目で見る景色と同じ様に見えるように感じます。目で見る世界がファインダーの中に広がるってファインダー実はそんなにないように思います。

このカメラ、最後に音が優しいです。良い音です。

クシュンとした柔らかいシャッターとミラーの優しい音を感じられます。心地の良いカメラです。(後期型等ではカチンとしたシャッター音に変わってしまっている…)

 

はい。という事でここまでOM-1について書いてきました。

米谷さんのなんだろう哲学と優しさが詰まっている感がありますよね。

 

改めてOM-1を触っていたら、昔々写真を始めた頃に「格好の良いカメラだなぁ」と憧れたことを思い出しました。

でも、何にも知らなかったので「すごいシャッタースピード1600まである!」みたいに思ったりしましたね。(だってそこは普通シャッタースピードがあるところじゃない。)

最初に見たときから今の今まで、やっぱりいいカメラだなぁと言う感想は変わらないのでOM-1はいいカメラなんでしょうね。

f:id:oumicamerastore:20220202122801p:plain

これ、シャッターダイヤルだと思いますよね。普通。

f:id:oumicamerastore:20220202140925p:plain

Nikon F2と比較すると一回り小さいOM-1。すごい小さい。えらい。

 

OM-1の豆知識

当初、「M-1」と言う名で販売されていましたが、1972年9月のフォトキナにてライツから「Mは困る」と申し入れがありその場にて即断で「OM-1」と名称が改められたそうです。

それ故「M-1」はわずか5千台の生産でコレクターズアイテムとなっていたりします。

f:id:oumicamerastore:20220202140857p:plain

OM-1M-1ではロゴも違います。M-1のロゴはちょっとBMWっぽいですよね。

 

OM-1購入時の注意点

・種類

OM-1は微妙なマイナーチェンジが行われています。

MDのバッチがついたものは底面にモータードライブ用の接点が設けられており、モータードライブの使用が可能になっています。バッチ無しのモデルでも底面に接点が設けられているものもあるので、モータードライブを使用したい場合は底面を確認にして接点があるものにするのが良いと思います。

1979年から発売されている専用ストロボTシリーズに対応したOM-1Nというものも販売されています。こちらは巻上げレバーなど意匠の変更もみられます。

・露出

使用する電池が現在は販売されていない水銀電池(MR9)なので、アダプターなどを使用してSR44もしくはLR44を使用する必要があります。

また、液漏れしてしまっている個体だと場合によっては内部の腐食が酷くなっていることもあるので要注意です。

・各種レバーの破損

樹脂部品がとにかく弱いです。

セルフタイマーや電源スイッチ、巻上げレバーの樹脂部分などが割れてボロボロっと落ちてしまうことが多々あります。ヒビなどあるものは要注意です。

・ファインダー(プリズム)劣化

プリズムを抑えている部材の劣化により、ファインダー内下部からモヤモヤっとした腐食が出ている個体が多数です。

プリズム載せ替えで修理が可能ですが、購入時は一応チェックして見たほうが良いポイントです。

・ホットシュー下の腐食

別売のシューアダプタを装着することでフラッシュの装着が可能だったため、多くの個体がシューアダプタを装着しています。

シューアダプタの下のラバー状の部品が経年劣化しボディを腐食させてしまっているものが多いです。

購入時は、シューの下を確認しましょう。

f:id:oumicamerastore:20220202122647p:plain

こんな感じで腐食していきます。

作例

f:id:oumicamerastore:20220202144309j:plain

Body : OLYMPUS OM-1 Lens : M-SYSTEM 50/1.4 Film : Kodak Gold 200

f:id:oumicamerastore:20220202144418j:plain

Body : OLYMPUS OM-1 Lens : M-SYSTEM 50/1.4 Film : Kodak Gold 200

f:id:oumicamerastore:20220202144619j:plain

Body : OLYMPUS OM-1 Lens : M-SYSTEM 50/1.4 Film : Lomography CN 400

f:id:oumicamerastore:20220202144900j:plain

Body : OLYMPUS OM-1 Lens : M-SYSTEM 50/1.4 Film : Lomography CN 400

f:id:oumicamerastore:20220202144747j:plain

Body : OLYMPUS OM-1 Lens : M-SYSTEM 50/1.4 Film : Kodak Gold 200

 

PENTAX MX Review

f:id:oumicamerastore:20220131173126p:plain


近江寫眞機店の店長です。

本日はPENTAX MXのレビューをしていきます。

 

PENTAX MXについて

完全機械式の小型一眼レフとして1976年にデビュウしたのがこのMXです。

小型化への情熱は凄まじく、シャッターリボン(シャッター幕をつなぐ帯状の部品)を細い紐に置き換え全高を下げています。

1972年より発売が開始されていた小型一眼レフカメラOLYMPUS OM-1(M-1)」よりも全高・全幅・奥行の全ての寸法が0.5mmずつ小さく設計されており、打倒OM-1という気持ちがひしひしと伝わるPENTAXの意欲作となっていました。

 

f:id:oumicamerastore:20220131173858p:plain

MX後期型M 50/1.4付き

 

スペック

シャッタースピード

B,1s-1/1000s

シャッター機構

機械式布幕横走フォーカルプレーンシャッター

露出制御:

機械式のためマニュアルのみ

測光方式:

TTL中央重点測光

ファインダー視野率/倍率:

・約95%/0.95

レンズマウント

PENTAX Kマウント

対応レンズ:

Kマウントレンズ全般

重量:

495g(電池除く)

参考 枻文庫 往年のペンタックスカメラ図鑑

f:id:oumicamerastore:20220131174336p:plain

f:id:oumicamerastore:20220131174430p:plain

 

操作感

ボタン・ダイヤル周り:

シャッターボタンはロック機能があるので巻上げたままカバンに入れるのも安心です。

半押しで露出計が動きます。

シャッタースピードダイヤルはクリック感も強く小気味良い回転が心地よいです。

ASA(ISO)セレクターはダイヤル上面のボタンを押しながら外周リングを回す方式です。

SPなどの外周リングを持ち上げて回す方式が個人的には好みでした。

ファインダー:

特筆するほど見やすいとか明るいといったことはないように感じますが、

分かりやすいシャッタースピード表示や絞り値透視窓、LEDによる露出インジケータで使いやすくまとまっています。交換スクリーンも8種類用意されていて自分好みにしていくことも可能です。

シャッタースピード表示はアナログによるものなので暗所では見づらくなります。

LXのスクリーンも使用可能ですが露出補正の必要などがあるのでオススメはできません。

フィルムの装填:

たくさんスリットのあるスプールなのでどこからでも装填できます。

慣れないとうまくフィルムを入れられないという話も聞きますが、慣れてしまえばとても楽に装填できるので良いのではと思います。

フィルムの取出し:

こちらも特筆するほど巻き戻し心地が良いということもなく、操作も一般的なものなのでごく普通に使いやすいといったところです。

重量感:

機械式の金属製のカメラとしては小型なこともあり軽いので気軽にも持ち出せると思います。

パンケーキレンズを付けるととても軽々していて良いです。

質感:

シルバーはクロームシルバーで丈夫で品がある様に思います。ブラックはペイントで塗装の硬度はSPなどの時代の物に比べて高い様に思います。

ブラックペイントは塗装が剥がれると真鍮色が露出するものと銀色の金属の地金が露出するものがあります。

f:id:oumicamerastore:20220131180431p:plain

Kマウントはパンケーキレンズがよりどりみどりな気がします。

 

私的感想:

小さくて軽いってのは正義ですね。

多分、当時のペンタックスの人たちもそう思って世界最小を目指して頑張ったのだろうなと思うとなんかいいですよね。

OM-1より0.5『ミリ』ずつ小さい話。

0.5ミリなんて誤差ってじゃん」気持ちになった人もいるでしょう。でも、たぶん、こう言う機械で0.5みり小さくするってことは、技術者の人たちの経験や閃き、天才的な発想の転換、コツコツやってきた事の積み重ねがないとできない事なんだろーなー。すごいなー。って思いながら使うとより愛着が湧いたりしちゃいますよね。

そういったところでボディが小さいってのは凄くて。一度に持っていけるカメラやレンズが増やせる。シャッターチャンスの幅を広げる事ができるって事だと思うんですよね。

ボディもレンズも小さければ、逆に荷物を減らして旅先の機動力を上げることだってできる。なによりも大きくて重たいカメラより断然疲れない!これは素晴らしい事だと思いませんか?

あー。そうかもって思った、そこのあなた。小型軽量なMXを手に入れるべきなのではないでしょうか。

ないですかね。

f:id:oumicamerastore:20220131175500p:plain

50mm F1.4装備でもこのサイズ

f:id:oumicamerastore:20220131175554p:plain

40mmパンケーキ装備だとこんななにも小さい

f:id:oumicamerastore:20220131180139j:plain

OM-1と比べると心なしか小さく見えますね。

MX特筆すべき点

・前期後期

シリアルナンバー9百万台、メモホルダーが金属製の前期型とシリアルナンバー4百万台、メモホルダーが樹脂製の後期型で分けられています。

前期後期で露出計のしようが変更がなされ信頼性の向上が図られています。

・材質の変更

詳しくは不明ですが、トップカバーの材質が真鍮のものとそれ以外の金属があるようです。

違いなどは現在調査中です

f:id:oumicamerastore:20220131175715p:plain

トップカバーからアルミのような銀色が露出している後期型の個体

 

MX購入時の注意点

・露出不良

露出計が動かないものも多数出てきています。

また、動作していても大幅にずれている場合もみられます。

修理を前提でということでなければ、精度がある程度出ているものを買いたいところです。

ミラーアップ

シャッター音に乾いた「シュッン」の様な音がする個体は整備不良で幕速の不良やミラーアップしたりとトラブルに見舞われることが多いように思います。こちらも修理を前提で買うわけでない場合は気をつけましょう。

・液漏れ

SR44LR44の液漏れで故障しているものも多く見られます。

露出不良となっているとそういう状態のものがあるかと思います。

 

作例

f:id:oumicamerastore:20220131174538j:plain

Body : PENTAX MX Lens :  SMC 30mm F2.8 Film : Kodak ULTRAMAX 400

f:id:oumicamerastore:20220131174924j:plain

Body : PENTAX MX Lens :  FA 77mm F1.8 Limited Film : Lomography CN 400

f:id:oumicamerastore:20220131175040j:plain

Body : PENTAX MX Lens :  FA 43mm F1.9 Limited Film : Color Plus 200

f:id:oumicamerastore:20220131175214j:plain

Body : PENTAX MX Lens :  SMC 30mm F2.8 Film : Kodak ULTRAMAX 400

f:id:oumicamerastore:20220131175245j:plain

Body : PENTAX MX Lens :  FA 43mm F1.9 Limited Film : Color Plus 200

-次回-

店長、OLYMPUS OM-1 Review