どうも、三度の飯よりペンタックスが好き。店長です。
フィルムカメラらしい形で人気のあの一眼レフ。そうです「ASAHI PENTAX SP」について今日もちょっと語ります。
簡単にASAHI PENTAX SPについて
1964年、それはオリンピックが開催され、かっぱえびせんが発売、新幹線が開通して、ホンダのS600が公道に走り出した年でした。
日本がとっても元気だった時代。そんな時代に元気良く発売されたのがこのPENTAX SPです。
世界で初めてTTL露出計を内蔵し、1960年のフォトキナに現れたカメラ『Spot Matic』の市販版として従来のモデルとほとんどサイズの変更もなく、高性能でありながら約5万円という価格(当時Nikon Fフォトミックが約8万円)で販売が開始され、大衆機として日本だけじゃなく世界中でヒットし現在まで多くのファンがいるのがこの一眼レフカメラなのです。
といったところで、
多くの方が一度は聞いたことがあるであろうカメラ「ASAHI PENTAX SP」についてちょっとだけ語っていこうかと思います。
お付き合いください。
まず、なんでSPが好きなのかというと、単に最初に持たされたのがSPで買うことになってしまったのがSPだったいう話で…
社長とF3のような運命的な出会いとか、熱い想いがあるわけでもなんでもありません。
大学で写真部に体験入部した時にとりあえずこれで撮ってきてと渡された「ASAHI PENTAX SP」
シャッタースピードとか絞りと露出だなんだもよくわからい状態で使い始めた「ASAHI PENTAX SP」
巻戻しかたがわからず裏蓋パッカン、こんちにはフィルムさんをした「ASAHI PENTAX SP」
現像したら思ってたよりちゃんと撮れていてびっくりした「ASAHI PENTAX SP」
私の写真の初めてはあいつとほとんどが一緒だった…ということで
未だに、たまに使って懐かしい気持ちになるのが良いんだよなあという事で
「ASAHI PENTAX SP」の推せるポイン5選いってみましょう。
1.形、カッコかわいくない?
全体のフォルムカッコよくて、更にかわいくないですか?
どうあがいても私フィルムカメラです。っていう表情がいいですよね。いいんですよ。
ペンタ部が後発のSPFやSPIIでは、ホットシューの部分がぼってりとしてしまうけど、SPはシュッとしていて趣がありますね。
こんな形のデジカメあればいいのにって思いますよね。
あと、AOCOマーク最高です。
2.巻上げレバーでご飯5杯はいけるよね。
人生で何百回もいっていることがあります。
SP(と言うかS系列のかもしれない)の巻上げレバーの造形がすごいいいって話なんですけどね。
見て、触って、使って楽しい。なんて素晴らしいんでしょう。
この曲線がいい。大量生産品でこの曲線いいってなりますよね。
3.ファインダーくらい…
暗いんですよね。開放測光ではないので、露出系動かしちゃったりなんかしちゃうとすっごい暗くなっちゃうんですけど。
不思議とピント合わせしやすいんですよね。ちょっとカメラかじった人とかがパッとファインダー覗いて
「めっちゃくらいじゃん。使いづら…」とかいうんですよ。ピント合わせて見なさいよ。
暗くてもすっごく山掴みやすいでしょう?って言うところも推せますね。
4.M42マウント最高っちゃ。
描写の素晴らしいタクマーレンズはもちろんのこと、共通マウントM42(プラクチカ)マウントを採用したことで世界中の様々なレンズが使える万能カメラ、これは最大級にアドバンテージですよ。
硬派なドイツ製レンズから飛び道具ロシアレンズ、なんだこのレンズは全然知らねーって感じの国産レンズまで幅広くレンズ遊びができます。つよい。
5.黒ボディの良さみすごい。
大体の黒いカメラはかっこいいんですけど、アサペンのブラックは質がいい。
なんかどことなくBPのライカみたいなツヤ感。そうは思いませんか?みなさん。
塗装が擦れて露わになる深く光り輝く真鍮…あーいいですね。これはもうご飯がとまらないですね。
という事で、今回はこの辺りで終わります。
SPもいい状態のものが減ってきているのでなんとも言えないですが、在庫切らさないように良い状態のもの店頭に出していけるよう仕入れ頑張りたいと思いますので、この記事見て気になった方!是非オープンしたら遊びに来て下さい。
-次回-
改めて、社長、Zeiss Ikon ZMのレビューをする。